今回は2017ヤングジョッキーズファイナルにJRA代表として出場する関西の若手ジョッキーの一人、荻野極騎手を取り上げます。
荻野極騎手の兄弟や両親、彼女や結婚、空手との繋がりや年収などあれこれ調査しましたので、早速ご覧ください。
荻野極騎手のプロフィールと経歴・成績
引用元:netkeiba.com
荻野騎手は1997年に東京都で生まれました。
2009年の有馬記念で池添謙一騎手騎乗のドリームジャーニーが勝ったレースをテレビ観戦し、かっこいいと思ったことが騎手を意識したきっかけでした。
その後、競馬学校第32期生として2016年に騎手デビュー、同期の騎手にはJRA16年ぶりの女性ジョッキーとして話題の藤田菜七子、今年(2017年)のG3・レパードステークスをローズプリンスダムで勝利した木幡巧也、森裕太朗、菊沢一樹がいます。
所属はデビューから2017年だけで大阪杯・天皇賞(春)・天皇賞(秋)・有馬記念とG1を4勝したキタサンブラックを管理していた栗東の清水久詞厩舎に所属しています。
勝利数は、JRA通算は2017年12月25日現在で66勝、1年目が20勝、2年目の2017年は1年目の倍以上の46勝という数字をここまでで残しています。
初騎乗は2016年3月5日阪神競馬場1レースでスカイフェアリーに騎乗し16頭立ての12着、初勝利はそれからおよそ1ヶ月後の4月10日阪神競馬場3レースでタガノインペーロに騎乗して飾っています。
ちなみに初勝利は16頭立ての単勝15番人気での勝利、単勝は44,390円という単勝万馬券となり、この配当は新人騎手の初勝利としての最高配当記録となりました。
重賞には2017年に入ってから13回騎乗していますが、最高人気だったのは7月9日に中京競馬場で行われたG3・プロキオンステークスで、自厩舎である清水久詞調教師の管理馬アキトクレッセントで騎乗して単勝2番人気の12着でした。
また、最高着順は11月11日に東京競馬場で行われたG3・武蔵野ステークスに同じくアキトクレッセントで挑み今度は単勝15番人気の低評価を覆しての3着でした。
なお、アキトクレッセントは現在荻野極騎手の一番のお手馬とも言える存在で、キタサンブラックが有馬記念を勝った後に阪神競馬場で行われた最終12レースのギャラクシーステークスで見事に勝利を飾っています。
これまでの66勝中41勝がダートでの勝利となっていて、また、66勝中51勝が中京競馬場・京都競馬場・阪神競馬場の3競馬場であげているのも特徴です。
関西所属の若手騎手ということもあり、関西地区の各競馬場での騎乗が多く、北海道への遠征がない他、中山競馬場でも騎乗経験はありませんが12月28日のヤングジョッキーズファイナルで初騎乗する予定となっています。
荻野極騎手の兄弟は?親は?
荻野極騎手は両親と2つ年上の兄との4人家族で両親共にいわゆる競馬関係者ではありません。
荻野騎手が騎手になりたいことを伝えた時には多少驚いていたものの協力的にサポートしてくれたことをインタビューで答えていて、都合がつくときは関東の競馬場だけでなく関西の競馬場にも応援に駆けつけてくれているそうです。
なお、荻野姓の騎手には2013年に引退した荻野要元騎手と2009年のG2日経新春杯でテイエムプリキュアに騎乗し初重賞制覇を飾っている荻野琢真騎手がいますが、荻野極騎手との血縁関係はありません。
荻野極騎手の彼女は?結婚は?
荻野要騎手の彼女や結婚に関する情報は今回調査した範囲で確認することはできませんでした。
ただし、比較的若い年齢で結婚する騎手は多いものの、荻野騎手自身は現在独身であることは間違いなさそうです。
荻野極騎手と空手の繋がりは?
荻野極騎手は幼稚園から中学校まで空手一色の生活を送っていました。
競馬学校第32期生には森裕太朗騎手や藤田菜七子騎手など他にも空手経験者がいるのですが、荻野騎手は中学生時代には全国大会3位、世界大会4位に食い込むほどの成績を残しています。
荻野極騎手の年収は?
荻野極騎手は厩舎所属の騎手のため、必ずしもフリーの騎手と同じ基準での年収計算はできませんが、単純にレースに騎乗していればわかる獲得賞金や出走数によるもののみで計算すると昨年(2016年)は騎手の平均年収をやや下回る約3100万円でした。
ただし、今年はすでに昨年の倍以上の勝利数ですので、騎手の平均年収も大きく超える収入となるのは間違いなさそうです。
12月27日に大井競馬場、12月28日に中山競馬場で開催されるヤングジョッキーズファイナルにJRA代表として荻野極騎手は出場します。
見習騎手の注目度を高め、騎乗数の増加および騎乗技術の向上を図るとともに、年末の中央競馬および地方競馬双方を盛り上げるために2017年より開始されたのがヤングジョッキーズシリーズです。
この注目度の高いシリーズの第1回覇者になれるように、荻野騎手らしい思い切りの良い積極的な騎乗を見せてほしいと思います。