今回は2018年7月15日に函館競馬場で行われる夏の函館開催の名物レースG3・函館記念に出走するトリコロールブルーについて取り上げます。
トリコロールブルーの血統・プロフィールやこれまでの戦績はもちろん、馬体の評価や馬名の意味、次走函館記念についてまであれやこれや調査しましたので、どうぞご覧ください。
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トリコロールブルーのプロフィールと戦績
トリコロールブルーは2014年4月8日に北海道勇払郡安平町にあるノーザンファームで産まれました。
厩舎は関西・栗東の友道康夫厩舎に所属しています。
友道厩舎は、これまでにもシュヴァルグランやマカヒキなど名馬を育て、今年2018年5月27日には東京競馬場で行われた東京優駿・日本ダービーで19回目の挑戦だった福永祐一騎手とのコンビで挑戦したワグネリアンをダービー馬に導くなど名門として知られています。
トリコロールブルーの競争成績は2018年7月14日現在で通算10戦5勝2着1回3着1回と重賞を勝利したことはないものの優秀な成績を残しています。
トリコロールブルーには主戦騎手といえる特定の騎手はこれまでおらず、全5勝すべてが異なる騎手とのコンビニなっているのが大きな特徴です。
1勝目 2016年7月17日 中京競馬場 芝2000メートル
新馬戦 単勝2番人気 福永祐一騎手
2勝目 2017年2月18日 東京競馬場 芝2000メートル
フリージア賞(500万下) 単勝1番人気 戸崎圭太騎手
3勝目 2017年9月2日 札幌競馬場 芝2000メートル
日高特別(1000万下) 単勝1番人気 C.ルメール騎手
4勝目 2018年1月28日 京都競馬場 芝1800メートル
飛鳥ステークス(1600万下) 単勝1番人気 武豊騎手
5勝目 2018年3月4日 阪神競馬場 芝1800メートル
大阪城ステークス(OPEN特別) 単勝4番人気 岩田康誠騎手
また、ご覧になって分かる通り、5勝すべてが異なった競馬場で勝利をしていることもトリコロールブルーの特徴となっています。
函館記念で勝利すれば初重賞制覇と共に6つ目の競馬場での勝利となります。
トリコロールブルーの血統は?父は?母は?
トリコロールブルーは父はステイゴールド、母はペンカナプリンセスという血統です。
父・ステイゴールドはディープインパクト、ゼンノロブロイ、スペシャルウィークやダイワメジャーなどと並んで、さらにその父サンテーサイレンスの後継種牡馬の1頭です。
現役時代はなかなかG1で勝つことができず惜しい競馬が続いていましたが、ファンが非常に多い馬でした。
また、気性の激しい馬であったステイゴールドでしたが、主戦ジョッキーである熊沢重文騎手が大切に育て上げ、池江泰郎調教師(当時)が苦渋の決断で主戦を武豊騎手に変更した後に引退レースとなった香港ヴァーズで遂にG1馬となりました。
ステイゴールドの通算成績は通算50戦7勝、そのうち重賞は4勝でG1は1勝(2001年香港ヴァーズ)、G2は3勝(2000年目黒記念、2001年日経新春杯、2001年ドバイシーマC)しています。
惜しまれつつも2015年2月5日にこの世を去りましたが、オルフェーヴルをはじめとしてゴールドシップ、ドリームジャーニー、フェノーメノ、そして近年では平場レースに挑戦で話題となっているジャンプレースでの絶対王者オジュウチョウサンなどがいます。
母・ペンカナプリンセスは日本でのレース経験こそないものの、トリコロールブルー以外にも2014年のG2・青葉賞2着で日本ダービーに出走もしたワールドインパクトの母馬でもあります。
トリコロールブルーの馬体の評価は?
昨年のG1・クラシックレースの菊花賞出走時の時点でも古馬になり馬体が整えばさらに大化けするかもしれないと言われていたトリコロールブルーの馬体は函館記念出走を目前とした現在、スッキリとした好馬体と最終追いきりでも評価を受けています。
トリコロールブルーの馬名の意味は?色は?
トリコロールブルーの馬名の由来はJRAに馬名登録された際の説明では「フランス国旗の青の部分」となっています。
函館記念の日本時間翌日には、サッカーのロシアワールドカップ決勝戦が行われることになっていて、トリコロールブルーとゆかりのあるフランスが出場します。
サイン馬券ファンは、このことからもトリコロールブルーが活躍するのではないかと期待をしています。
トリコロールブルーの次走は?G1出走は?
トリコロールブルーの次走は前述の通り、2018年7月15日に函館競馬場で行われるG3のハンデ重賞函館記念で鞍上は、3勝目をあげた日高特別以来の騎乗となるC.ルメール騎手です。
前日発売の段階では単勝3倍台の1番人気となっています。
函館記念の結果次第で今後のレース出走プランが決まってくると思われますが、4歳になった今年の結果が良いだけでなく、元々3歳クラシック路線も賑わせたトリコロールブルーの秋のG1出走は目標になってもおかしくありません。
4枠7番と好枠からのスタートとなった函館記念でどのようなレースを見せてくれるのか、念願の初重賞制覇となるのかに注目してレース観戦したいと思います。