関東の名門藤沢和雄厩舎の所属騎手としてデビューし、フリーとなってからも勝利数、騎乗数ともに積み上げてきた北村宏司騎手。
超実力派騎手でありながら、デビューから数年間は勝ち星こそ多いものの、大舞台では存在感を発揮出来ずにいましたが、近年ようやく注目を集めるようになってきました。今回はそんな北村騎手の紹介です。
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北村宏司騎手のプロフィールと経歴、重賞成績においては特筆すべき特徴も
引用元:gooニュース
北村宏司騎手はJRAの競馬学校騎手課程第15期生として、1999年に騎手免許を取得、同年の3月6日に中京競馬第4レースでイブキアーンドランに騎乗して騎手デビューを果たしました。デビュー戦は16頭立ての16着で、いきなりプロの洗礼を浴びせられる結果となりましたが、その1週間後の3月14日には中山競馬場でタイキコンコルドに騎乗し、初勝利を挙げました。
その後骨折によるアクシンデントで1ヶ月の休養を余儀なくされたものの、初年度は37勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞しました。
2年目以降も高いレベルで成績は推移し、2013年・2014年には年間100勝以上を挙げています。重賞レースでも着実に勝利数を積み重ね、2004年から2015年までは毎年勝利を挙げました。
2016年は怪我で長期の離脱を余儀なくされた為、勝ち星はキャリア最低、重賞も未勝利で終わりましたが、2017年は9月時点ですでに2016年の2倍以上の勝ち星を挙げ、重賞レースも勝利しているので、完全復活を遂げたと言って良いでしょう。
また、重賞レースに限れば2200m以上の長距離レースで、良い成績を多く残しているのも特徴的なところだと思います。
2017年9月時点で重賞を通算31勝挙げていますが、その内2200m以上の重賞で12勝、実に40%以上が長距離のレースです。2200m以上の重賞の数は2200m未満と比べて圧倒的に少ないので、勝利数を増やすことは簡単ではありません。
さらに、競馬では長距離のレースは「騎手から買え」と言われるくらい、腕の差が出やすいものですから、この成績を見るといかに北村騎手が騎手として高い技術を持っているかが良くわかると思います。
接点がありそうで実は全然ない北村友一騎手との関係
引用元:netkeiba.com
インターネットで北村宏司騎手を検索すると、なぜかよくセットで表示される北村友一騎手ですが、この2人は苗字と仕事が一緒というだけで、それ以外は接点すらありません。
もちろん、兄弟でも親戚でもないです。出身地も宏司騎手は長野県で、友一騎手は滋賀県ですし、所属も関東と関西で分かれています。
さらに競馬学校でも15期生と22期生なので一緒に過ごした期間もありませんでした。
これだけ接点が無いのに、未だに話題となっている原因はよくわかりませんが、どちらかがはっきりと否定をすればそういった噂も消えると思います。
しかし、現在のところ2人ともあまりメディア等への露出には積極的ではないので、これからも勘違いする人が出てくるかもしれません。強いて言えば、メディアにあまり出てこないというのが、苗字と仕事を除く唯一の接点かもしれませんね。
イケメンと机。北村宏司騎手の呼び名は?
何かとセットにされることが多い北村宏司騎手と北村友一騎手ですが、一部のファンはネット上で2人のことを「イケメン」と「机」で分けているようで、前者が宏司騎手、後者が友一騎手です。
「イケメン」はまだわかりますが、「机」は普通なら人を指しているとは思えません。どうやらこれは、2013年に友一騎手が騎乗停止処分を受けた際、その処分が不満で検量採決室内の机を倒すという事件を起こしたことが元となっているようです。
ちなみに友一騎手は自分がネットでそう呼ばれていることも知っているみたいで、ある対談企画内では、そろそろ北村(机)以外のイメージも持たせたいといった旨のコメントもしていました。残念ながら宏司騎手は自分が「イケメン」と呼ばれていることを知っているかどうか、調べてもわかりませんでしたが、もし知っていたとしても悪い気はしないでしょうね。少なくとも「机」とは違って人を形容する言葉ですから。
結婚相手は芸能人?タレントの嫁と子供の有無
競馬はスポーツとしての認知度はまだまだ低いですが、競馬騎手は紛れもなくアスリートであり、一流の騎手ともなればメジャースポーツに負けないくらい稼げます。
さらに言えば、他のスポーツ選手と同じくらい、タレントやアナウンサーの方と結婚される方も多いです。北村騎手もその一人で、奥さんは皆川奈美さんというタレントの方でした。結婚式は2007年に挙げられ、競馬関係者や芸能関係者も多く、盛大な式だったようです。
引用元:競馬ニュース.tv
タレントさんだけあって美人な方ですし、ネットには2ショット写真も多く上がっていたりします。北村騎手自身が普段あまりメディアに出てこないこともあって、プライベートの多くは謎に包まれていますから、そういった写真を見るのはとても新鮮です。
また、北村騎手は奥さんから嵐の松本潤に似ていると言われたことがあり、一時期それを競馬関係者にいじられて困っていたこともあったようです。そのような微笑ましいエピソードもあるくらい仲睦まじいお2人ですが、現在のところ2人のあいだに子供が生まれたというニュースはありません。
こればかりはタイミングもあるでしょうし、北村騎手も2016年は怪我で大変な1年を過ごしたので、もう少し落ち着く時間が欲しいのかもしれませんね。
実力があれば年収1億円は当たり前!
デビュー以来、関東の実力派騎手として着実にキャリアを重ねてきた北村騎手。全国的に見てもリーディングの上位が定位置となっているので、当然収入も騎手の中では上位です。
もっとも、2016年は怪我の影響でほとんど競馬に乗れず、年収も騎手の平均を大きく下回る3000万円程でしたが、それ以前は安定して1億円以上の収入を得ていました。
2017年も9月時点ですでにレースだけで10億円近い賞金を手にしているので、騎手の取り分であるその5%、つまり最低でも5000万円程度は確定しています。
それにプラスで騎手はレースでの騎乗手当や調教手当も付きますから、このまま無事に1年を終えることが出来ればまた1億円の大台を突破することも可能でしょう。ただ、まだ少し怪我の影響も残っているのか、2017年は重賞勝利が9月時点で1勝のみなので、もう少し重賞でも活躍出来るように感覚が戻ってくれば、さらに稼ぐことも可能だと思います。
騎手の場合は怪我などで離脱してしまうと、復帰してからもそれまで乗っていた有力馬に乗れなくなることも多いので大変な職業ではありますが、そこは北村騎手らしく、これからも真面目にコツコツと信頼を取り戻していってもらいたいですね。